首座り、寝返り、ハイハイと、赤ちゃんは短期間で大きな成長を見せてくれます。
その中でも歩くこと。その第一歩は親にとってすごく嬉しいものです。
それは大きな成長の節目ともなります。
最近の赤ちゃんは歩き始めるのが本当に早い!
生後6ヶ月でつかまり立ち、8ヶ月でもう歩いた、なんて子の話もよく聞きます。
ですが我が家の場合、
次男は1歳を過ぎてもなかなか歩きませんでした。
赤ちゃんが歩くのはいつ頃?
私は今地域の子育て支援事業関係の仕事をしているので、
生後2か月頃から就園前のお子さんの様子をよく見ているのですが、
最近は本当に歩き出すのが早い子が多くて驚きます。
平均的に赤ちゃんはだいたい1歳前後には、歩けるようになる子が多いように思います。
我が家の次男の満1歳頃と言えば、両手を使ってズリばいのような?
ハイハイの手前の段階・・足は引きずった状態でいつも移動していました。
遅いなぁ・・と思いつつも、いやまだまだと自分に言い聞かせ。
でも1歳3ヶ月頃になって、ハイハイの形は完成していたもののつかまり立ちはせず。
周りはしっかり歩く子も増えてきて・・焦りはじめ、いよいよ心配になってきました。
赤ちゃんが歩くまでの過程
赤ちゃんが歩くまで。一般的には、
①ズリばい
両手を使ってほふく前進のような体勢で前進。両足は引きずっている感じ
②ハイハイ
ズリばいの姿勢から両足で膝立ちし、手と連動して足も左右交互に出るようにして前進
③つかまり立ち
低い机や棚に、少し手を伸ばすと届くようなところに手をかけてその反動で立ち上がる
④伝い歩き
つかまり立ちの状態で、ものを伝ってカニのように横にスライド移動
⑤自力で立つ
つかまり立ちで立っている状態で手を離して自立する
⑥最初の一歩!
という流れだと思っています。
ズリばいがない子もいれば、つかまり立ちからすっ飛ばしていきなり歩き出す子もいるでしょう。
ちなみに我が家の長男の場合がとっても標準的でした。
①ズリばいはなし
②ハイハイ 生後8か月頃
③つかまり立ち 生後10か月頃
④伝い歩き ③から間もなく~生後11か月頃
⑤自力で立つ 生後1年、ほぼ1歳になったと同時
⑥最初の一歩! ⑤から数日後
最初の一歩が出てから二歩三歩、数えられなくなるほど歩くようになるまではあっという間で、
1歳1か月頃にはもうしっかり歩くようになっていました。
だからこそ次男の時は焦ってしまって・・
次男は1歳3か月の時点で②のハイハイまで完成してたわけなので、
そこから促すために、私は次男の両手を持って立たせるようにしてみました。
でも次男は私の手を借りて立つのがやっとで、そこから最初の一歩はなかなか出ない(T_T)
机などにつかまり立ちをさせてもすぐに座ってしまいます。
無理矢理はいけないと思いながらもついつい促してしまい、
それでもなかなか歩かないまま月日は流れていきました・・
赤ちゃんが歩かない原因は?
今思えば、次男は月齢の割に小さかったから足の力が弱かったのかなと・・
1歳5か月でも歩かない。足に異常があるのかな?
何かの病気かもしれないと、そこで地域の保健センターに相談しました。
長男出産後からずっとお世話になっていた保健士さんです。
当時私が住んでる地域では定期的な健診とは別に、
体の部位によってそれぞれの科の先生が保健センターに往診に来て下さり、
事前予約すると無料で診てもらえる!というありがたい制度がありました。
この時は整形外科の先生が次男の足を診て下さいました。
足の形をみたり、両足を持って屈伸、ハイハイをいろいろな角度から観察したり。
結局外科的に診てもらったところでは何の問題なく、もう少し様子を見て下さいと言われました。
この時は原因も何もわからないまま終わってガッカリしてしまいましたが、
でも足自体に問題があるわけではないということはわかったので、それはホッとして。
もうしばらく様子を見る・・それしかないのね、と思っていたところ。
その1か月後についにきた!その時は唐突に!
いきなりつかまり立ちしたかと思ったら、その場で手を離して一人立ち!
そのまま記念すべき初めの第一歩!までほんとにほんとにあっという間Σ( ̄ロ ̄lll)
体はもう1歳半なので、そうなりゃ体の覚えも早かったのか?
体力もついていたのか・・つかまり立ちからほんの数日で難なく歩けるようになりました。
この時次男1歳6か月。
1歳7か月にはもうしっかりと歩き回っていました。
または、友人の赤ちゃんの事例によると、
同じくなかなか歩かないと相談に行ったところ、
股関節が開いていたとかで手術したという例もありました。
なので何でも一人で悩まず、決めつけず、積極的に相談するのいいと思います。
赤ちゃんが歩かないのは発達障害と関係あり?
次男が歩かないことで、私は何より自閉症ではないか?との思いがずっとありました。
実際この子は早い時期からその兆候がいくつか見られたのですが、
結局しっかり歩けるようになったので一時は安心しました。
それでもこの次男は4年後にある発達障害の診断を受けることになるわけですが、
歩くのが遅いからといってただそれだけで自閉症など、
発達障害があるとは言い切れないと思います。
長男の時と比べると次男は歩くことに限らず、生後間もなくからの動きや首座り、寝返りと、
やはり何をするにも気になるところがあり、何かと時間のかかる子ではありました。
なので、この歩かないという一つのことだけに注目して決めつけてしまうのは、
不用な心配を増やしてしまうことにもなるかもしれません。
最後に
赤ちゃんの成長は毎日の少しの変化にも喜びがあり、
嬉しくてついその次の段階を期待しながらも、思っている通りになっていないと焦ってしまう。
育児書やネットの一般的情報などによく見られる「できるようになる目安の時期」とは、
あくまで平均でしかなく、実際には大きな個人差があると思います。
その平均より遅いとか、全くできていないと心配してしまうのももちろん親心。
赤ちゃんから幼児期の時は特にその個人差が大きいので、発達のことが気になってくる・・・。
だけど過剰に不安になると、お母さんのそんな心を赤ちゃんも感じてしまうんだなぁって。
地域にもよりますが、子育てをサポートしてもらえる機関はたくさんあるかと。
私の時もよかったですが今はそれ以上に!すごく充実していると思います。
子育て支援センター
親子でのつどいの広場 などなど・・
ぜひ地域の機関を調べてみてください!
上手に利用してお母さんも赤ちゃんも安心して生活できますように。