子供が蕁麻疹で苦しい思いをしているのは見ていてとても可哀そうで仕方ないですよね。
小さな子であれば話すことがまだできないうえに泣くばっかりで、きっと痒くてたまらないことでしょう。
一口に蕁麻疹といっても、人それぞれさまざまな理由で出てきます。
体のどの部位に出てもおかしくないですし、急に出てくるのでとても厄介です。
突然出てきて気づいたときには跡形もなく消えている蕁麻疹。
今回は、そんな子供の蕁麻疹についてさまざまな事を調べてみました。
子供の蕁麻疹の原因
そもそも子供の体に蕁麻疹が出てきてしまう原因とは何なのでしょうか?
蕁麻疹が出る理由には、多くの原因がありそれも人それぞれ違います。
蕁麻疹とは、皮膚の小さな血管が一時的に膨らむことで血液中の血漿と呼ばれる成分が周囲に滲み出て起こる状態のことをいいます。
考えられる原因にはこのようなものがあります。
【食物】
卵・乳製品 ⇒ 牛乳、チーズ、鶏卵など
魚介類 ⇒ えび、カニ、マグロ、サンマ、サバなど
肉類 ⇒ 牛、豚、鶏
食品添加物 ⇒ パラベンなどの防腐剤や人工色素
【薬剤】
咳止め・抗生物質・解熱鎮痛剤など
【昆虫・植物】
ハチ、イラクサ、ゴムなど
【物理的刺激】
運動や発汗、日光、温熱、寒冷、振動、圧迫
【ストレス・疲労】
【原因不明】
などなど、原因一つでもこれだけ多くの可能性が考えられるのです。
子供の蕁麻疹の症状いろいろ
蕁麻疹の症状にはいろいろなものがあります。
- かゆみ
- 普通と違う皮膚の発疹
- 赤くくっきり浮き出るように盛り上がる
- 一部分だけに出る
- 一過性で、しばらくすると何事もなかったかのように消える
また、上記以外にも気を付けるべき症状もあります。
- 呼吸がぜーぜーして息苦しい
- 喉のかゆみや声がかすれる
- 吐き気や腹痛、顔色が悪く意識がおかしい
- 乳幼児では、不機嫌、すぐ眠り何となく元気がない
などなど、さまざまな症状がありますが、呼吸困難や血圧低下など強い症状の場合は救急車を呼びましょう。
子供の蕁麻疹に効く市販薬って?
蕁麻疹に効果のある市販薬には、飲み薬と塗り薬の2種類があります。
ただ、子供には子供用の市販薬があるのでそれを使うようにしてください。
塗り薬が大人と同じものを使ってもOKです。
興和新薬のレスタミンUコーワ錠は5歳以上から、ロート製薬のジンマートは1歳から、第一三共のアレルギール錠は4歳以上から使用可能です。
どの薬も子供の蕁麻疹の症状に使用できますが、服用する場合はしっかりと注意書きを読んでから使用しましょう。
子供の蕁麻疹と咳との関係は?
子供の咳が出始めるということは、体の中で何かの異常を伝えるサインです。
蕁麻疹の症状のひとつにも喉のかゆみや声かすれ、呼吸がしづらいなどがあります。
軽く考えず注意深く経過を見守りましょう。